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AGA治療薬の種類と効果|フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルの違い

更新:2026年8月2日公開:2026年8月2日9分で読めます
医師と治療薬について相談している様子

AGA治療でよく使われる薬は、大きく分けて「進行を抑える内服薬」と「発毛を促す外用薬(一部内服)」の2系統があります。それぞれ作用の仕組みが異なるため、違いを知っておくとクリニックでの説明も理解しやすくなります。

はじめに

ここで紹介する内容は一般的な医薬品情報の整理であり、個別の処方や用法用量を推奨するものではありません。実際の処方・服用は必ず医師の診察・指導のもとで行ってください。

内服薬①:フィナステリド(進行を抑えるタイプ)

男性ホルモンの一種であるテストステロンは、体内の5α還元酵素という酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。このDHTが毛包に作用することがAGA進行の一因とされており、フィナステリドは5α還元酵素の働きを阻害することでDHTの生成を抑える薬です。日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも推奨度の高い治療選択肢の一つとされています。

  • 主な役割:抜け毛の進行を抑える(予防寄りの位置づけ)
  • 対象:成人男性のみ。女性・未成年は使用できない
  • 副作用の目安:性欲減退(報告例で1%程度)、勃起機能に関する症状(同程度)などが添付文書に記載されている
  • 服用を中止すると、これらの症状が改善したという報告もある

内服薬②:デュタステリド(より強力とされるタイプ)

デュタステリドもフィナステリドと同じく5α還元酵素を阻害する薬ですが、酵素の2つのタイプ(I型・II型)の両方に作用する点が異なるとされ、フィナステリドより強力にDHTを抑制すると説明されることがあります。国内の臨床試験では、24週間の服用で毛髪数の増加が報告されていますが、これは試験参加者の平均的なデータであり、個人の結果を保証するものではありません。

  • 主な役割:フィナステリドと同様、進行を抑える方向の薬
  • 対象:成人男性のみ。女性・未成年は使用できない
  • 副作用の傾向:フィナステリドと似た症状が報告されており、薬の特性上、注意点も共通する部分が多い

女性・妊娠中の方への重要な注意

フィナステリド・デュタステリドはいずれも、妊娠中の女性が誤って成分に触れると胎児に影響が及ぶ可能性があるとされています。錠剤が割れたり砕けたりしたものを妊娠中・妊娠の可能性がある女性が取り扱うことも避ける必要があるとされており、家族間での薬の受け渡しにも注意が必要です。

外用薬・内服薬:ミノキシジル(発毛を促すタイプ)

ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬として開発された成分で、服用時の副作用として毛が濃くなる作用が見られたことから、外用薬として発毛目的に応用されるようになった経緯があります。頭皮の血管を広げて血流を促すとともに、毛包の毛母細胞を刺激して発毛・育毛を促す作用があるとされています。フィナステリドやデュタステリドが「進行を抑える」薬であるのに対し、ミノキシジルは「発毛を促す」方向の薬という違いがあります。

  • 外用(塗るタイプ):日本国内では市販薬としても入手できる。濃度は男性向けが高め、女性向けは低めに設定されていることが多い
  • 内服(飲むタイプ):一部のクリニックで自由診療として処方される。効果が期待できる一方、動悸や多毛など全身性の副作用が報告されており、外用よりも注意が必要とされる
  • 副作用の目安:頭皮のかゆみ・かぶれなどの局所症状、使用開始直後の一時的な「初期脱毛」が起こることがある

内服薬と外用薬を併用する考え方

フィナステリド/デュタステリドで進行を抑えつつ、ミノキシジルで発毛を促す、という組み合わせで処方されることが多いのは、それぞれの作用の仕組みが異なるためです。どの薬をどう組み合わせるかは、進行度や体質によって医師が判断する部分になります。

自己判断での中断・変更は避ける

副作用が疑われる症状が出た場合や、効果を感じられない場合も、自己判断で急に中断・変更せず、まず処方を受けた医師に相談してください。オンライン診療に対応するクリニックであれば、通院せずに相談できる場合もあります。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を目的とした医療上の助言では ありません。症状や治療については医師などの専門家にご相談ください。また、本記事には広告 (アフィリエイトリンク)を含みます。

医師とAGAについて相談する男性
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